オルカン×ジュニアNISA|安定・安心に資産運用する方法教えます。【最高の防御力】

投資

お子さんがいるお父さん、お母さん、ジュニアNISAを知っていますか。

また、ジュニアNISAを運用している方は、オルカンを運用していますか。

今回は、ジュニアNISAで最強の防御力を誇る「オルカン」を運用するべき理由や想定リターンをお教えします。

このブログを読むと、

  • ジュニアNISAとその弱点
  • オルカンのメリット・デメリット
  • 出口戦略(想定リターン)

がわかります。

ジュニアNISA

ジュニアNISAとは、2016年1月から始まった「未成年者少額投資非課税制度」です。

【簡単な特徴】

  • こどもの証券口座で運用(大人は不可)
  • 年間80万円投資可能
  • 途中の銘柄変更は不可
  • 廃止が決定し、新規投資は、2023年まで
  • 非課税期間は5年間(ただし、ロールオーバー申請すれば成人まで非課税で運用可能
  • 払い出し制限あり(2024以降は全額なら可)
  • 売却(利確)は、自由に可能

詳しいことは、金融庁のサイトで見てください。

大事なことは、

最高160万円(年間80万円×2年:2022~2023年)を、子どもが成人(18歳)するまで、非課税で運用可能

普通は、投資の運用によって得た利益には、一律で約20%の税金がかかります

運用で100万円の利益が出たら、20万円の税金がかかります。

20%というのは、とても大きい数字です。

しかし、このジュニアNISAという制度を使えば、 運用上限額までの間だったら、いくら利益がでようと、非課税で運用できます。

  • 2022年から始めると、160万円
  • それより前から始めると、+80万円/年

多少の制約があるものの、多くの人にとって、とてもいい制度です。

ジュニアNISAの弱点

しかし、非課税で運用できるジュニアNISAですが、弱点があります。

弱点は、

銘柄変更はできず、出口(出金日)が決まっている

ことです。

銘柄を変えれないので、買った銘柄はずっと保有し続けなければならなず、
出口が決まっているということは、出口付近で大暴落がきて、トータルがマイナスなんてこともあります。

例えば、子どもが成人する直前にコロナショックなどが起きた場合、銘柄にもよりますが、-50%になるということも考えられます。

せっかく増やしてきた資産が、-50%になり、利益がマイナスになったら、非課税制度の意味がありません。

そこで、購入する銘柄を慎重に選ぶ必要があります。

今回は、ジュニアNISAに一番おすすめな銘柄出口戦略をお教えします。

一番おすすめな銘柄:オルカン

オルカンの出口戦略:出口まで保有し続ける

オルカンとは

オルカンとは、

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

のことで、ルカントリーを略して、オルカンです。

オルカンは、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックという全世界を対象とした指数に連動しています。

オルカンの詳細については、過去の記事で紹介していますので、ご覧ください。

【S&P500・全米株式・全世界株式で悩んでいる方へ】初心者が選ぶべき投資信託を教えます。 – 目指せ!マルチビリオネア (multi-billionaire.blog)

オルカンのメリット

オルカンのメリットは、

分散による防御力

よく比較される人気の「S&P500」や「NASDAQ」指数はすべて米国集中です。

しかし、オールカントリーは米国60%、そのほかの先進国30%、新興国10%と全世界に分散されています。

全世界の時価総額に応じて、自動で投資対象や割合を調整してくれます。
この一つの銘柄を買えば、そのときの全世界状況に応じて、中身を自動入れ替えてくれます

そのため、米国だけが暴落に陥ることがあっても、ダメージは少ないです。

米国や日本、中国、イギリス、フランスなど、どの国が単独で暴落しようとも、分散されてるオルカンのダメージは、一極集中の投資信託や個別銘柄に比べて、各段に低くなります

イメージとして、
もしも米国だけが暴落した場合を考えてみます。

仮定:なんらかの暴落により、米国市場全体で30%下落したとします。

そのとき、 「S&P500」や「NASDAQ」 が30%下落するのに対し、

オルカンは

米国比率60% × 下落率 30% = 18%

の下落に抑えることができます。

ただし、これは、米国のみが下落した場合の想定です。
実際は、世界一の経済大国が下落すると、追従して、他国も下落します。

そして、逆に、米国以外の中国などが成長した場合もオルカンだとその恩恵を受けることができます。
全世界に投資しているため、取りこぼすことはほとんどないです。

全世界の経済は、絶対に成長し続けます
短期的な暴落があっても、長期的には後退することはありません。

オルカンは、全世界に投資しているので、全世界の経済成長に合わせた成長を確実にしてくれます。

オルカンは、どの投資信託よりも、安定的に投資することが可能です。
この防御力が、オルカンのメリットです。

オルカンのデメリット

オルカンのデメリットは、

成長が遅くなる点です。

これは、分散されすぎていることが影響しています。

現在、最大経済大国といえば、米国です。

ここ数年でいえば、確実に米国が成長する見込みが高いです。
つまり、米国の成長率が高いです。

そのため、米国に投資するのが今の最適解ですが、
オールカントリーは米国の比率が60%なので、
「S&P500」や「NASDAQ」と比べると、トータルリターンが低くなります。

例えば、1年のトータルリターンを比べると

  • SBI・V・S&P500→+44.23%
  • オルカン→+32.71%

(2022年1月時点)

約10%程度、トータルリターンが低いです。

オルカンをまとめると、防御力最強の究極的なローリスク・ローリターンです。

「ジュニアNISA×オルカン」の出口戦略

「ジュニアNISA×オルカン」の出口戦略は、簡単です。

なにも考えず、長期保有し続け、出口を待ち続ける。」

暴落がいつこようが構わずに保有し続けてください。

ジュニアNISAのデメリット「出口が決まっている」
×
オルカンのメリット「確実なリターン」

=【安定・安心】

オルカンは、確実なリターン(ダメージ低)であるため、ジュニアNISAのデメリットを打ち消してくれます。

この相性の良さは、最高です。

ちなみに、実際のオルカンは、2022年1月時点で
3年平均の年率騰落率:+22.40%
(カテゴリ平均:20.47%)
です。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

最近はバブルではないかと言われるほど景気が好調で、
もしこの調子がつづいていけば、下記の表のようになります。

元本を160万円として、年利20%で計算します。

年齢投資元本リターン評価額
11,600,000320,0001,920,000
21,920,000384,0002,304,000
32,304,000460,8002,764,800
42,764,800552,9603,317,760
53,317,760663,5523,981,312
63,981,312796,2624,777,574
74,777,574955,5155,733,089
85,733,0891,146,6186,879,707
96,879,7071,375,9418,255,649
108,255,6491,651,1309,906,778
119,906,7781,981,35611,888,134
1211,888,1342,377,62714,265,761
1314,265,7612,853,15217,118,913
1417,118,9133,423,78320,542,695
1520,542,6954,108,53924,651,235
1624,651,2354,930,24729,581,481
1729,581,4815,916,29635,497,778
1835,497,7787,099,55642,597,333

こどもの年齢によりますが、最長の18年間運用できた場合、なんと

160万円→4,260万円

になります。

実際に20%の年利が続くわけないですが、防御力重視のオルカンでもこれくらいの夢は見れます。

個別株を運用して損するよりかは、オルカンを選択する方が賢明ではないでしょうか。

もしもジュニアNISAじゃない場合は、利益に20%の税金がかかるので、

4,100万円×20%=820万円

税金でとられてしまうことになりますので、ジュニアNISAはとてもいい制度です。

これを活用しない手はないでしょう。

おわりに

これで、ジュニアNISA×オルカンの良さを多少わかっていただけたでしょうか。

今から始めても全く遅くありませんので、この記事を読んでいいと思えば、ぜひ始めてみてください。

また、ジュニアNISAを始めている人は、オルカンを買うことも選択肢のひとつにしていただけたらと思います。

ちなみに、私の中で
この守りのオルカンに対極をなす投資信託が、攻めのレバナスです。
レバナスは、NASDAQ指数に連動した米国100社への集中型で、
さらに、レバレッジ2倍をかけた攻撃の投資信託です。

この投資信託を持っていると、暴落が怖くて全く安心できないですが、
爆発力が高く、ハイリスクハイリターンの投資信託です。
レバナス×ジュニアNISA|最高効率で安定的に資産運用する方法教えます。【爆発力×安定感】 – 目指せ!マルチビリオネア (multi-billionaire.blog)

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