長期投資に適した株の選び方|買う基準、買うタイミングも教えます【初心者向け】

投資

株を始めてみたけど、株の選び方がわからない、買う基準がわからない、買うタイミングがわからないという方も多いと思います。

この記事で解説いたしましたので、参考にしてください。

長期投資に適した株の選び方

大型安定株

一般論では時価総額2000億円以上の銘柄を「大型株」と呼び、1000~2000億円の銘柄を「中型株」、1000億円未満の銘柄を「小型株」と呼びます。

大型株で値動きが安定しているものを選びましょう。

安定して停滞していれば、配当によって利益が生まれ、上昇していれば、株価上昇の恩恵も与れます。

安定した高配当

安定した4~6%の高配当株を選びましょう。

安定した高配当を出す株を持っていれば、株価が停滞していても、年間4~6%前後の配当を毎年もらうことができます。

持っているだけでプラスで、さらに株価上昇すれば、文句なしです。

ただし、極端な高配当株は減配するリスクがあるので、注意しましょう。

市場独占

市場を独占している企業だと、その優位性が崩れない限り、株価が大幅に下落することは考えにくいです。

日本でいえば、

携帯(通信)・・・KDDI,NTTdocomo,ソフトバンク,楽天

電力・・・電力9社、Jpower(電力自由化で他の会社が参入してますが、実際に発電しているのはほとんどこの会社)

航空事業・・・JAL,ANA

たばこ・・・JT

スマホ(パソコン)・・・Apple

このような企業は、数社の中で市場を独占している状態であり、新規の企業が参入して既存の企業を脅かすことは少なく、今後もその立場が大きくは崩れない可能性が高いです。(ライバルに負けることはありますが)

この株を持っていれば、安定した値動きと配当をもたらしてくれます。

市場独占以外にも、世界シェアが高い、ブランド力が高いなどの要素があるものも同様です。

市場拡大

AI、DX、メタバース、仮想通貨、NFTなど最先端なものから、半導体、脱炭素、電気自動車、防衛など身近なものまで、今後拡大が予想される市場は、株価上昇につながりやすいです。

長期保有し、株価上昇を待つのも一つの手でしょう。

長期投資に適した指標

長期投資に適した株はわかりましたが、実際買う前に調べることがあります。それが指標です。これを見ることによって、高値掴みを回避しやすくなります。

PER

PERとは株価収益率です。

PER=1000円(株価)÷100円(EPS:一株当たりの純利益)=10倍

で表され、その会社が利益に対して、どの程度の株価なのかがわかります。

単純に、利益があればあるほど、株価は高くなっていきますので、この指標で、株価と利益にどの程度の乖離があるのか判断できます。

米国株20倍、日本株15倍が妥当な水準と考えられており、これ以下の場合は、割安なので、買いを検討していいでしょう。

PBR

PBRとは株価純資産倍率です。

PBR=1000円(株価)÷1000円(BPS:1株当たり純資産)=1.0倍

で表され、その会社の資産に対して、どの程度の株価なのかがわかります。

米国株も日本株も1倍(会社の資産=株式時価総額)が妥当な水準と考えられており、これ以下の場合は、割安なので、買いを検討していいでしょう。

この二つの指標を見ることにより、長期的に見て、高値掴みを回避しやすくなります。

ただし、業種によって、最適な水準が多少違うので、最終的には同業種のライバル会社と比べるのがいいです。(たとえば、銀行ならその性質上、資本を多めに持っているため、PBRが低めになるなど)

買うタイミング

さて、買う株がようやく決まりましたが、いつ買うかが問題です。買うタイミングは下記の三つがおすすめです。

ゴールデンクロス

ゴールデンクロスとは、長期の移動平均線を短期の移動平均線が上に突き抜けることです。テクニカルでは有名な指標で、ゴールデンクロスが発生すると、しばらくは上昇傾向が続きます。

ゴールデンクロスになりそうな銘柄を探し、または、ゴールデンクロスしそうになるまで待ち、買いましょう。

配当権利落ち日以降

配当株は、配当目当てで短期的に買っている株主も多く、配当権利落ち日(配当がもらえることが確定した日)以降、売りが多くなる(株価が下落する)傾向です。株は安く買うのが基本ですので、この日は特に割安で買える絶好の買い場です。

決算前後

決算時は、利益の上方修正や下方修正があったりして、荒れます。決算前に好決算の噂を手に入れられれば買い、決算を見て好印象を受ければその時も買いです。

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