中国電力が劣後債を発行(電力会社、国内2例目)

電力会社(大企業)

2021年12月3日、中国電力は劣後債の発行条件を決定しました。

これは、2020年8月の九州電力以来2例目となります。

これについて解説します。

中国電力が劣後株発行

中国電力は、2021年10月29日に劣後債を発行すると発表していましたが、
12月3日に発行条件を決定した。

2021年10月29日:ハイブリッド社債(一般担保無・劣後特約付社債)の発行について|プレスリリース|中国電力 (energia.co.jp)

2021年12月3日:ハイブリッド社債(一般担保無・劣後特約付社債)の発行条件決定について|プレスリリース|中国電力 (energia.co.jp)

当初金利は0.84%で、発行額は1,000億円
最終償還年限が40年、発行から10年後に期限前償還が可能となる。

電力会社による劣後債発行は国内では2例目です。

劣後債とは

劣後債とは、債権者(投資家)に対する債務の弁済順位が低い債券のことで、株式と債券の特性を合わせたものとなっています。

詳しくは、劣後債で調べてみてください。

簡単にいうと、利回りの高い債券です。

劣後債の発行理由

中国電力、九州電力ともに、先行き不安の懸念により資金調達を実施とあります。

劣後債は、株式の希薄化を抑えて、資金調達できるため、今回そのようにしたそうです。

参考→九州電力 公募ハイブリッド社債による資金調達を実施します -成長投資資金の確保と財務基盤の強化- (kyuden.co.jp)

中国電力の劣後株の人気は?

人気(需要)は5.7倍越えで、とても人気です。

オミクロン株など、まだコロナ感染拡大が懸念される中、インフラ事業である中国電力の劣後債は人気があるようです。

格付けは、Aマイナス(R&I)、Aプラス(JCR)となっておりますので、安心して買ってもいいと思います。

タイトルとURLをコピーしました