大企業には就職するべきか?メリット11個、デメリット5個|正直に電力社員が語ります

電力会社(大企業)

私は、高専を卒業し、大企業(電力会社)へ就職しました。
大企業に就職してしばらく経っているので、大企業勤めの私なりの評価をします。

大企業とは

そもそも大企業とは、中小企業の基準を超える会社

つまり、中小企業以外の会社が大企業です。

数でいうと、大企業は0.03%、中小企業が99.97%です。

私の勤める会社

私の会社については以下の通りです。

  • 東証一部上場
  • 従業員5,000人以上
  • 資本金1,000億円以上

文句なしの大企業に勤めさせてもらっています。

電力会社はだいたいこの基準はクリアしています。

大企業のメリット

年収が良い

大企業は、年収が基本的に高いです。

基本給がもともと高く、残業代、手当がしっかりしていることもあり、給料は高いです。

給料推移について気になる方は下記、記事へ

【大企業の給料】電力会社(高専卒)の給料推移、生涯賃金は?|役職の年収っていくら? – 電力サラリーマンのお金の話 (multi-billionaire.blog)

残業代、手当がちゃんと出る(ホワイト企業)

大企業では残業代を払わないブラック企業はほぼないです。

私の会社では、残業代が10分単位で出ます

残業単価は、新入社員でも1,500円/h程度は出ます。

また、夜間、休日勤務する場合は、ちゃんと手当や割増があります

手当は

  • 緊急呼び出し(夜間や休日) 3,000円
  • 現場での危険(高所、猛暑、寒冷) 300~1,200円
  • 宿直手当 12,000円
  • 出張手当 3,000円(ホテル代、移動費等の実費は別で、全額会社負担)
  • 資格取得奨励金 50,000~150,000円

と、様々な手当てがあり、意外と給料が増えます。

福利厚生がよい

大企業には様々な面での優遇があります。

があります。

寮や社宅はよく聞きますが、社員専用のお得な制度や娯楽施設、保険など、思ってる以上にたくさんあり、大変助かります。

友達や親に自慢できる

就職先、勤務先として、友達や親に言うと、すごくうらやましがられます

電力会社などのわかりやすく有名な大企業の場合は特に顕著です。

実際になにか得をするわけじゃありませんが、優越感に浸れます。

転勤がある

大企業は、ほとんどの場合、転勤がつきものです。

勤務地固定などで採用される場合もありますが、ほとんどの場合は転勤を覚悟する方がいいでしょう。

転勤は、大企業の新陳代謝のために必要なもので、全く知らない土地に行くこともあります。

私の会社は、だいたい3年に1回、転勤があります。

私はこれはメリットだと思います。

もし、人間関係が悪化しても、長くても3年経てば、おさらばできます。

相性が悪い人が誰しもいると思いますが、転勤があると気にしなくてよくなります。

また、職場と勤務地が変わることにより、気分転換にもなります。

転勤についてはこちらで詳しく記載しています。

転勤のメリット・デメリット(大企業の転勤事情も公開します。) – 電力サラリーマンのお金の話 (multi-billionaire.blog)

仲間(同期、先輩、後輩)がたくさんいる

大企業では、毎年、何百人も入社しているところもあります。

そのため、同期がとても多く、同じ勤務先になる同期もいます。

初めての勤務地に仲間がいることは大変心強いです。

また、年齢が近い先輩いて、その後、後輩も続々できるので、相談や楽しく飲みに行ったりしやすいです。

労働組合がいる

労働組合は、賃金や労働条件などを会社の社長経営陣と戦ってくれる社員の代表です。

特に、春闘と言って、毎年3月に給料(ボーナス)を決める戦いは、私たちの代わりに戦ってくれます。

ストライキなどを企画するのも労働組合です。

労働組合の人には、毎年頑張ってもらっています。

労働組合がなければ、会社(経営陣)のいいなりになり、賃金を下げられたりしやすいです。

教育がしっかりしている

大企業は、毎年、新入社員が入ってくるため、集合教育や職場導入教育などのプログラムがしっかいりしています。

教育体制がしっかり整っており、入社してから3年目までは、教育(研修)がいっぱいあります。

スケールの大きい仕事ができる

大企業では、中小企業では扱うことができない額やとても大きいスケールの仕事を扱うことができます。

それが、すごく気持ちいいです。

金銭感覚が狂いそうです。

将来が安心

大企業は会社がつぶれる心配が不要で、一生勤めていくことも余裕でしょう。

職を無くす心配がないことは大きなメリットです。

例えば、電力会社では、コロナ渦でも安定した売り上げを確保していました。

大企業といっても業種にもよりますが、コロナ渦という特殊な状況でも会社の存続に関して心配は全くなかったです。

転職に有利

大企業のネームバリューがあれば、転職にも有利です。

実際、私の会社でも、転職する人は、何人もいます。

その人たちは、転職に困っているような感じは全くなかったです。

大企業で、3年も働けば、転職は有利に働くと思います。

大企業のデメリット

年功序列

日本の大企業は昔から年功序列です。

つまり、年齢が上がらないとランクが上がらない、役職になれない。

もちろん飛び級なんてありません。

頑張っても、正当な評価がもらえないこともあります。

職場の制度を変えづらい(体質が古い)

大企業は、昔からやっている制度やルールなどをやめたりすることが難しいです。(保守的)

そのため、不要で効率の悪い書類を毎月作るなどをすることもありますが、我慢するしかないです。

一個人が言っても、職場は変わらないでしょう。

転勤で居住地が変わる

転勤自体はいいことですが、それに伴い、居住地が変わるのがデメリットです。

気分は心機一転できるが、土地勘のないところに飛ばされるとつらいです。

後輩へのおごり

後輩がたくさんいるため、飲みに行ったりすると、人によりますが、お金が結構必要だったりします。

労働組合の活動がある

ボランティアや組合の研修のほか、会社から出している国会議員、県、市議会議員の選挙の手伝いがあります。

選挙の手伝いは、法律上、お昼ご飯すら出ません(無給)。

そのうえ、いろんな家を回ったり、電話したり、選挙カーの運転等いろいろやりました。

大企業には就職するべき?

【メリット】

  • 年収がいい
  • 残業代、手当がちゃんと出る(ホワイト企業)
  • 福利厚生がよい
  • 友達や親に自慢できる
  • 転勤がある
  • 仲間(同期、先輩、後輩)がたくさんいる
  • 労働組合がいる
  • 教育がしっかりしている
  • スケールの大きい仕事ができる
  • 将来が安心
  • 転職に有利

【デメリット】

  • 年功序列
  • 職場の制度を変えづらい(体質が古い)
  • 転勤で居住地が変わる
  • 後輩へのおごり
  • 労働組合の活動がある

メリット11個とデメリット5個を列挙しましたが、

結論、大企業は就職するべきです。

大企業なりに大変なところがありますが、メリットのほうがはるかに大きいです。

今、就活している方、転職を考えている方は、大企業をぜひ候補に入れてください。

絶対に未来がいい方に傾きます。

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