【初心者向け】NFTの取引方法と仕組み|取引手順も一から説明します。

暗号資産(仮想通貨)

NFTについて知ろう

NFTとは非代替性トークンのことです。(非代替は替えがきかない、トークンはブロックチェーンにより発行された暗号資産という意味です。)

NFTは、デジタル資産を所有していることを証明でき、それにより、デジタルアートなどに希少性を生み出すことができるようになりました。

NFTで話題になったのが、Twitterの最初のツイートが3億円で売買されたことです。ツイートがNFT化され、世界初のツイートということで、高値が付きました。

今までは、アート画像などをコピーして「持っている」と言い張ることができましたが、NFTではそれができません。

唯一無二の存在と証明できますので、希少性が生まれます。

ちなみに、私が一番最初に所有したNFTは、「Tol Pass」で、投資OL社長さんが作ったNFTです。これは、2023年3月に抽選(5.5%)で無料で配られました(フリーミント)。このNFTには、2023年3月時点で1ETH(23万円)の価値(フロアー価格)がついています。無料で配られたものにこのような価値がついており、今後、値上がりすることも大いに期待できるNFTです。このようにNFTには、夢があります。

NFTの仕組みを理解しよう

なぜNFTは、持っていることを証明できるのでしょうか。

それは、ブロックチェーン技術を用いているからです。

ブロックチェーンは、「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげるかたちで記録する」仕組みで、取引履歴がすべて記録されているため、誰が所有しているのかがわかります。また、この取引履歴は、世界中のPCで記録しており(分散型台帳)、改ざんが不可能です。

NFTの取引方法を解説

NFT取引方法は、以下の通りです。

  1. 暗号資産取引所でイーサリアムを購入する。
  2. 暗号資産ウォレット(財布)を作って、イーサリアムを入金
  3. NFTマーケット(オープンシー)に登録・ウォレットと連携
  4. NFTマーケットで売買し、暗号資産ウォレットに保管

大雑把に言いますと、下記の3つに登録する必要があります。

  • 暗号資産取引所:コインチェック
  • 暗号資産ウォレット:メタマスク
  • NFTマーケット:オープンシー

NFT取引の手順をステップバイステップで紹介

暗号資産取引所(コインチェック)でイーサリアムを購入する。

とりあえずは、ほしいと思っているNFTの購入費用+ガス代(取引手数料)分を購入します。

取引はほとんどイーサリアムで行われるため、購入する通貨はイーサリアムにします。

ガス代は、そのときの相場によって異なりますが、500円~1000円程度あれば足ります。

暗号資産取引所のおすすめは、コインチェック,ビットポイントです。

暗号資産ウォレット(メタマスク)を作成する。

暗号資産ウォレットとは、イメージ的には財布だと思ってください。取引したNFTを入れる場所、購入費用等を入れておく場所です。

暗号資産ウォレットは、メタマスクがおすすめです。

暗号資産ウォレットのパスワード、秘密鍵、シークレットリカバリーフレーズは絶対に他人に教えないでください。(銀行口座を同様の扱いをしてください。)

  • パスワードはアプリのログインのため
  • 秘密鍵は取引のため
  • シークレットリカバリーフレーズはウォレット復元させるため(一番重要)

暗号資産口座(コインチェック)から暗号資産ウォレット(メタマスク)へイーサリアムを送金する。

NFTのやり取りは、暗号資産ウォレット(メタマスク)で行うので、イーサリアムを送金してください。(メタマスクでイーサリアムを直接購入できれば便利なのですが、できませんので、取引所で買う手間が発生します。)

NFTマーケット(オープンシー)に登録する。

NFTの売買が行われているNFTマーケットに登録してください。イメージ的には、ヤフーオークションみたいなところです。みんなが出品していますので、そこで商品を探して、売買をしていきます。

おすすめは、オープンシー(Open sea)です。一番信頼のおける最大手NFTマーケットで、私も使用しております。ほかのおすすめのマーケットは、後述します。

NFTマーケット(オープンシー)とウォレット(メタマスク)を連携する。

連携することで、ようやく購入する準備が整います。

NFTマーケット(オープンシー)でほしいNFTを購入する。

NFTマーケット(オープンシー)でNFTを検索し、ほしいNFTがあれば購入します。購入する形式は、オークション形式・価格設定方式があり、とても簡単です。

メタマスクに入っているイーサリアムとNFTを交換し、売買成立です。

購入費用+ガス代(取引手数料無料)分のイーサリアムと引き渡し、NFTの売買が成立します。購入したNFTはウォレット(メタマスク)に自動的に入りますので、確認してみてください。反映が遅い場合がありますので、オープンシーで所有しているNFTを確認することもできます(こちらは即時反映)。

また、もしフリーミント(無料配布)の場合は、取引手数料のみの引き渡しとなります(購入費用は0ETHと表示)。

ここまで長いようにも感じますが、暗号資産取引所の口座をすでに持っている方であれば、メタマスク、オープンシーの登録は、1時間もあればできます。手順もとても簡単です。

暗号資産取引所の口座開設だけ数日時間がかかりますので、早めに登録することをおすすめします。

NFT取引で重要なポイントとは?

NFTの盗難に気を付けましょう。

  • TwitterのDMで送られてくるリンクはクリックしない。
  • 検索上位の公式みたいページでも、フリーミントをうたった詐欺ページの可能性があるため、URLをしっかり確かめ、不用意にウォレットを接続しない。(ちゃんとオープンシーなど信頼できるサイトの中でNFTを探す。)
  • 勝手にメタマスクにNFTが送られる(入っていた)場合、無視する(削除しようともしない)。
  • ウォレット(メタマスク)を取引用、NFT保管用の2種類作る。(NFTが多い場合は、保管用を複数開設)

NFT取引所の比較とおすすめを紹介

現在、NFT市場は急速に拡大しており、多数のNFT取引所が利用できるようになっています。その中から、比較しておすすめできるNFT取引所を3つ紹介します。

【1】OpenSea

OpenSeaは、NFT取引数量がトップを誇るNFT取引所の1つであり、多数のERC-721とERC-1155トークンが取引されています。また、プラットフォームは、クリエイターが自身のNFTを簡単に作成できる機能も提供しており、ユーザーは多様なアート作品を見つけることができます。

【2】Rarible

Raribleは、ユーザーがNFTを作成し、売却できる、分散型マーケットプレイスです。作成に必要な手数料も非常に低く、簡単にアートやゲームアイテムなどを作成できます。また、オークション形式の販売や、個人の買い手と売り手が直接取引できる機能も備えています。

【3】Nifty Gateway

Nifty Gatewayは、非常に魅力的なNFTコレクションを保有しており、セレブリティやアーティストも作品を出品しています。ユーザーは、作品を購入し、所有を証明することができます。プラットフォームは、1つのNFTが数百万ドルで売却されることもあり、大きな注目を集めています。

以上が、比較しておすすめできるNFT取引所です。それぞれの取引所には、独自のメリットがありますので、自分に合った取引所を選んでください。

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