【大企業の転勤事情】転勤の希望通るのか?周期、時期、内示、転勤のメリット・デメリット

電力会社(大企業)

転勤って何年おき?

人によるけど、目安は3年おき

大企業には、転勤がつきものです。

転勤について、不安な方もいると思いますので、今回転勤について書きます。

転勤とは

転勤とは、勤務地が変わることです。

大きな意味では、異動とも言います。

異動は、職場が変わることです。

たまに、勤務地(事務所)が一緒で、隣の課に変わることがあります。

これは転勤ではなく、異動ということになります。

大企業では、会社内の新陳代謝のため、転勤が必須です。

勤務地固定で採用されない限り、大企業の社員は転勤がつきまといます。

転勤周期は?

私の会社では、転勤周期は約3年です。

しかし、人と職場事情、本人の希望によっては、5~10年いることもあります

転勤の希望は通るのか?

希望は通ります。

ただし、通らないこともあります。

希望を聞いて、それに沿った形で転勤させてくれることが基本です。

私の会社の場合、

  • 希望職場(本店、支店、出先事務所)第三希望
  • 希望職種(水力・火力・原子力、配電・変電・送電など)第三希望
  • 転勤したい時期 などなど

をシステムに入力します。

上司がその情報を確認し、人事権を持っている偉い人と相談してくれます。

会社側からしたら、全国どこでも行ってくれる方が、会社貢献度が高いので、出世しやすいです。

しかし、人の配置、職場事情などにより、希望通りにならないこともしばしばあります。

第三希望まで書いてるのに、全く違うところにいくこともあります。

それはサラリーマンである以上、我慢するしかないでしょう。

ちなみに、「家庭の事情でどうしても地元に帰らなければならない」などのどうしようもないときは、100%転勤させてくれるでしょう。

その場合は、出世にすこし響く(遅れる)可能性はあります。

転勤時期は4月?

転勤時期は、基本的に普通の会社や公務員だと4月1日です。

ただし、電力会社は、7月1日です。

毎月、転勤があるような会社もありますが、4月か7月がほとんどだと思います。

内示はいつもらえる?

内示とは、次の異動場所を正式に伝えられる(辞令をもらう)儀式です。

だいたい2週間~1カ月前にもらえます

普通の会社だと、だいたい1カ月前にもらえるところが多いように思います。

もっと早くもらえるところもあります。

私の会社の場合、転勤日は7月1日なので、その2週間の木曜日16時からが内示であることが多いです。

そのため、引越しまでは2週間しか時間がなく、ドタバタします。

もっと早くくれればいいのですが、一部の人事がギリギリまで決まらないことが多いようです。

内々示はあるの?

内々示はあります。

内々示とは、内示の前に異動先をこっそり教えてくれることです。

ほとんどの人は、だいたい半年前には転勤先は決まっているようです。

その情報は、上司の耳にも届きますので、上司はだいたい知っています。

しかし、その情報を教えてくれるかは、上司次第です。

口の堅い上司の場合、教えてくれません。

部下に親身でいい上司ならば、こそっと教えてくれます。

ただ内々示がなくても、噂はひそひそ流れてきたりするので、だいたい検討がつくことが多いです。

詳しくはこちら
【大企業(電力会社)の内示事情】内々示って本当にある? – 電力サラリーマンのお金の話 (multi-billionaire.blog)

引越しは自分で頼むの?費用は?

大企業の場合、引越しは、会社に申し込み、会社経由で大手引越し業者に頼むことができます

引越し業者は選ぶことも可能です。

引越し業者と提携していない場合は、自分で手配しなければなりません

私の会社の場合、引越費用は、すべて会社が負担してくれます

会社によって異なりますが、ほとんどの会社は引越し費用は負担してくれると思います

引越費用はとても高いので、ものすごくありがたいです。

引継書とは?

引き継ぎ書とは、仕事を引き継ぐために、いろいろな引継事項を書いた書類のことです。

これを書くことが、転勤前の最後の仕事です。

これがないと、次に引き継いだ人がなんの仕事を行っていけばいいかわかりません。

また、懸案事項なども書いておかないと転勤してから電話地獄になったりします。

転勤するということは、引き継ぐし、引き継がれます。

この書類は、とても重要なので、丁寧に書くことをおすすめします。

転勤のメリット

心機一転

転勤すると、仕事が変わり、勤務地が変わるため、心新たに仕事をしていくことになります。

毎回がんばろうという気持ちでいっぱいになります。

新たな人間関係が築ける

転勤することで、今まで出会ってこなかった人と出会えます

こんなに優秀な人がいたのか!と新たな発見もあるかもしれません。

逆に、あまり相性の合わない上司と離れることができます

良くも悪くも、人間関係のリセットです。

新たな仕事を経験できる

仕事が変わるため、新たに学ぶことだらけです。

そのため、転勤当初はとても大変です。

ですが、それが成長につながります。

これが、会社の転勤の目的でもあります。

新しい勤務地に行ける

転勤では、行ったことのないようなところに行くこともあります。

最初は、戸惑うでしょうが、「住んだら都」というように、慣れるととても愛着がわきます。

私も転勤初期は「なんだここ」と思っていましたが、3年も住んでいるといろいろ思い出ができます。

ひとり時間を楽しめる

単身赴任の場合、ひとり時間がとても増えます。

寂しいですが、趣味や勉強、ひとり時間でできることもたくさんあります。

家族と離れ離れになっているからこそできることをできることを探して楽しみましょう。

転勤のデメリット

家族と離れ離れ

家を建てたり、子供が小学生になると、気軽に家族を連れていけません。

なので、単身赴任をすることになり、家族と離れ離れになります。

人間関係がリセット

せっかく3年かけて仲良くなった上司、先輩、同僚ともお別れしなければなりません

そして、知らない土地で新しく人間関係を築く必要があります

引越しが面倒

3年に1回引越しをするというのは、シンプルに面倒です。

時間がない中、引越しするということもあり、さらに疲れます。

寮、社宅が汚い

これは私の会社だけかもしれませんが、寮や社宅が古く、汚いです。

【大企業の福利厚生】社員寮、社宅のメリット、デメリット|実際、何か所も入った感想

最近は、借り上げも増えてきましたが、電力会社などは特に寮や社宅は多いです。

さいごに

【メリット】

  • 心が心機一転
  • 新たな人間関係が築ける
  • 新たな仕事を経験できる
  • 新しい勤務地に行ける
  • ひとり時間を楽しめる

【デメリット】

  • 家族と離れ離れ
  • 人間関係がリセット
  • 引越しが面倒
  • 寮、社宅が汚い

私の中では転勤はポジティブなものです。

ネガティブな面も多いですが、ポジティブな面のほうが勝っています。

転勤あるのが普通という感覚になってしまっているせいかもしれませんが、転勤があることによって、もたらされるメリットが大きく感じます

転勤が嫌だと思うこともあると思いますが、ポジティブにとらえて頑張りましょう。

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